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TRB第96回年次総会 IBS | IBS Annual Report 研究活動報告2017

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IBS Annual Report 研究活動報告 2017 95

Ⅴ.海外学会参加の概要

*社会基盤計画研究室 研究員 **交通まちづくり研究室 室長 ***プロジェクト推進担当部長 博士(工学)

TRB第96回年次総会

TRB 96th Annual Meeting in Washington D.C

岡英紀

 須永大介

**

 萩野保克

***

By Hideki OKA, Daisuke SUNAGA and Yasukatsu HAGINO

1

はじめに

Transportation Research Board (TRB) 96 th Annual Meeting1)は、2017 年 1 月 8 日 〜 12 日 の 日 程で、アメリカのワシントン D.C. で開催された世界 最大規模の交通に関する国際学会である。この国際学 会において、当研究所から東京都市圏物資流動調査の 検討成果の一部を報告するとともに、交通に関する最 新の研究の動向に関する情報を収集した。本稿では、 その概要を報告する。また、直接、当研究所が行った 研究活動ではないが、東京都市圏物資流動調査を用い たイリノイ大学シカゴ校の研究成果の発表もあったた め、併せて本稿にて紹介する。

写真-1 会場の様子

2

TRB年次総会に参加して

(1)TRB年次総会の概要

TRB は、例年非常に大規模に開催されており、交通 分野に関する最新の情報が膨大に発信されている。並 行して開催されている論文発表やポスターセッション の数も多く、どのセッションを受講すれば良いか悩む ことも多い。

当研究所で関心を持っている自動運転に関する発 表やポスターも相当数が確認された。自動運転に関 し て は、 そ れ 単 独 で は 無 く、 自 動 運 転 が 実 用 化 さ れた世界において、ライドシェアサービスや MaaS (Middleware as a Service)、 電 気 自 動 車(EV)の

普及などとの組み合わせによって、モビリティがどの ように変わっていくのかが議論されるセッションが多 数あったとの印象を受けた。また、当研究所から発表 を行った都市物流に関しては、物流調査の実施手法や 都市内における端末物流の効率化といった発表やポス ターが目についた。

(2)当研究所からの発表

今回、当研究所が TRB で発表したのは、本研究所報 で別途報告している「世界大都市交通発展フォーラム 2016 北京」にて剣持研究員と同じく講演者であった University of California Davis (UC Davis)の Prof. Miguel Jaller から、TRB の物流調査小委員会での講 演を依頼されたことがきっかけであった。

(2)

96 IBS Annual Report 研究活動報告 2017

Ⅴ.海外学会参加の概要

(3)イリノイ大学シカゴ校の研究チームの発表

イリノイ大学シカゴ校の河村教授、坂井研究員らの 研究チームは、東京海洋大学の兵藤教授と共同で都市 物流に関する研究を継続的に行っている。今回の TRB では、これらの研究成果の中から、Logistics Chain Modeling for Urban Freight: Pairing Truck Trip Ends with Logistics Facilities というタイトルで、物 流施設立地と交通ネットワークを併せて計画する手法 の発表があり、TRB Urban Freight Transportation Committee において、Best Paper Award を受賞し た。この研究は、当研究所が係わっている物資流動調 査を活用した研究成果を英文で海外へ発信したもので あるため、本稿においても紹介したい。引き続き、海 外の研究チームとも情報共有を進めつつ、それぞれで 研鑽していきたいと考えている。

3

おわりに

冒頭にも述べたとおり、TRB では毎年膨大な情報が 発信されており、交通に係わる最新の研究動向のモニ タリングという意味で、これからも継続して参加する 意義は大きいと感じた。特に、本稿でも自動運転に係 わる研究動向の一部を紹介したが、このような新技術 に関しては、我が国でも話題になることは多い。TRB で得られる情報は、単に新技術の活用に留まらず、そ れらの新技術を前提にした交通計画といった、これか らの政策立案に結び付く示唆を得るという側面におい て、大変意義深いと感じた。

参考文献

1) TRB, 96th TRB Annual Meeting Final Program 2) TRB ウェブサイト,

http://www.trb.org/Main/Home.aspx

写真-2 講演後のProf.Jaller(左)と岡研究員(右)

写真-3 授賞時の様子

(左から 2 人目:河村教授、右端:坂井研究員)

写真-4 ポスター発表時の様子

参照

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